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さよならいとしの XBA-2IP [週末は音楽を聴こう!!]

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撮影:Panasonic LUMIX DMC-GM1 + LEICA DG SUMMILUX 15mm F1.7 ASPH.

4年使った愛用のイヤホンが壊れました。

修理はできず新品交換となり、交換料金は税込で15,000円くらい。新品交換なのに3ヶ月保証になってしまうそうです。ちょっと待ってください。私の使っていたXBA-2IPは、SONY初のBA(バランスド・アーマチュア)モデル。スマートフォンなどで通話が出来るマイク付きの機種で、当時20,000円以下で買った記憶がありますが、交換修理に15,000円も払うなら、保証がしっかり1年付いた新しい機種を買った方がずっといい。なので新型を探してみたのですが、嘘みたいな話、これが「ない」のであります。

私が中学生の頃は、5,000円も出したらかなりの高級機種が買えたインナーイヤー型ヘッドホン。現在は実売1,000円を下回る安価なタイプから、マニア向けの10万円を超える非現実的なモデルまで、価格帯は実に幅広くなっています。このところインナーイヤー型ヘッドホンは「イヤホン」という呼び方に統一され、遮音性に優れたカナルという耳の中に差し込んで聴くタイプがとても人気です。

BA(バランスド・アーマチュア)型とは、簡単に言うとこれまでのヘッドホン(ダイナミック型)とは異なり「補聴器の仕組みを音楽再生に利用したモノ」で、ダイナミック型と比較して、とても「軽快で繊細な音」を楽しめます。クラシック向きともヴォーカル向きとも言われ、ヘッドホン的な耳を覆うタイプのモノはなく、形状はカナルタイプの様に「耳に差し込む」機種がほとんど。補聴器の特許はドイツの企業であるシーメンスが持っていて、結構な特許使用料金が発生するらしいこのBA型は、海外製品を中心に高級機種が幅を利かせていました。2008年頃に「Apple製のイヤホンが嘘みたいに高音質だ」と話題になり、一躍脚光を浴びることになったBA型。これまでイヤホンを出していなかった門外漢なパソコン部品メーカーとかが参入したりするなか、日本のオーディオメーカーのほとんどはこれまでのダイナミック型にこだわり続けました。根幹部品を海外から買って来ないとBA型イヤホンを作れなかったからです。そして首を長くすること数年が経過、SONYのXBAシリーズは「満を持して」リリースされたのでした。

当時(2011年時)の提灯記事です
【レビュー】全4モデルを一斉試聴! ソニー初のBAイヤホン「XBAシリーズ」を聴く

BA型の特徴は「低音域用」+「高音域用」と、まるでスピーカーのように再生ドライバを追加できることです。高級な機種は3つ、4つとドライバが増えていったりします。そんななか、私の愛用していたXBA-2IPは2ドライバを採用していて、私はそのバランス感覚がとても好きだったのです。さて、音質もさることながら、私がイヤホンに求めるのは以下の項目。

  • サイズが大きすぎない(小さいことは正義)
  • 装着感に優れる(すぐ外れるのはナシ)
  • 自然な低音が出ている(低音増強タイプは嫌い)
  • 通話ができる(マイクが付いている)
  • 現実的な価格である(2万だって高かったわ)
  • 出来ればSONY製(好きだから)

話を最初に戻して、SONYに新型が「ない」というのは、驚いたことに2BAドライバ(のみの)モデルがラインナップから消えたということなんです。色々検索していて発見しましたが、Yahoo!知恵袋にあった、こんなベストアンサーが参考になりました。

2万円以下で買えるイヤホンで、BAドライバーが2つ以上搭載されているもので、お勧めはありますか?

要するに、SONYをはじめとして、どのメーカーも(サウンドが作りにくい)2ドライバをやめてしまったということ。私の様な2ドライバのファンは、残念ながら少なかったということなのでしょうか。

てなワケで、代替品を探すべくアキバヨドに行って、BA2+D1やBA3ドライバ機種など実際に試聴してみましたが、残念ながらどれもこれもダメでした。30,000円クラスの高額な機種は音の良いものもあったものの、どれも2IPよりも明らかに大きくてかさばり、また(私には)耳から外れやすくて、ムリしてまで購入する気にはなれませんでした。

ダイナミック型も含めたSONY以外の国内メーカー、海外の定番製品も一長一短なところがあり決め手に欠ける状態。それでもまだ欲しいものが何処かに「存在」するのであれば、ちょっとくらい高くても頑張って購入するかもしれませんが、そもそも「ない」のだから仕方ない。また意地でも新品交換の修理はしたくなかったので、最終的に(5,000円くらいで買えた)通話のできるBA型のシングルドライバに落ち着きました。音質的に2IPとは比較できるようなレベルのモノではありませんが、代替品としては充分満足しております。そもそも通勤やお出かけの際に使うイヤホンなんて、ちゃんと聴けるんだったら、またすぐ外れたりしなければ、別に「何だろうと良い」のでありますが、一度好みのものを見つけてしまうと、なかなかそれ以外を受け付けなくなってしまうので始末が悪いですね。

色々試聴してみて思ったこと

ここまでじゃなくて良いんだけどなあ

まさかこれらが「お部屋の中で座って聴かれるユーザー向け商品」だとは思えません。確かに「立派」なのかもしれないけれど、あんなでかくて重たいイヤホンを、電車や徒歩に代表される「通勤や通学の振動」のなかで、不快なことなく装着し続けられる人が果たしてどれだけいらっしゃるか。音質を追求し過ぎるあまり、現状「やり過ぎ」な感じがしてしまって、SONYファンでありながらも、私はちょっと付いていけないんですよ。

最後になりますが、音楽の楽しみ方や音響機器との付き合い方は人ぞれぞれ。「それなりに」という枕詞が付きますが、私は、好きな音楽を「快適にかつ良い音」で楽しみたい。全てのクルマがスポーツカーである必要はないですし、また私みたいな嗜好の人が他に居ないとはとても思えない。この先、私たちの求めるバランスを有した「中道」なイヤホンは果たして現れてくれるのでしょうか。



今日のBGM:さよならいとしのBaby Blues / 鈴木雅之



ALL TIME BEST ~Martini Dictionary~

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ERJ
  • 発売日: 2015/03/04
  • メディア: CD


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