So-net無料ブログ作成
検索選択
Dr.Pennyの、デザインをリスペクトするブログ   広角山手線遊戯g

映画の「趣味」というやつ [所詮アマチュア映画批評]

どう見てもエイリアン
撮影@ギターのチューナーCanon EOS 20D + TAMRON A09

ALIEN(1979)

これ何回観たか分かりません。リドリー・スコット監督の出世作です。全編にわたって暗くて寒そうで何とも「孤独」を感じる映像です。音も宇宙船が動く動力の音が地鳴りの様に響いているだけで、作品の不気味さを一層強調しています。この作品はSF映像にありがちだった、清潔でゴミひとつ落ちていない「奇麗な未来」のイメージをぶち壊してくれました。スターウォーズのDVD特典映像にリドリー・スコット監督のゲストインタビューが収録されていて「エイリアン」の世界観について語っていましたが、映像のリアリティを追求するために、スターウォーズと同様「使い古された未来」を目指したのだそうです。

エイリアンはシリーズ化し、その後毎回監督を変更しながらPart4まで続いています。また別のSF異星人アクション映画「プレデター」との競演スピンオフ映画もいくつか撮られました。回を追うごとに何だか「ゲーム的」になったというか、大勢出てきては一気に倒されり、すっかり気軽なアクションムービーになってしまいましたが、実は一匹倒すのも大変だったことを、この映画は思い出させてくれます。SFにホラー要素を加えた金字塔。一級品の「怖さ」を感じるのは、やはりこの第一作でしょう。

エイリアン [Blu-ray]

エイリアン [Blu-ray]


映画の趣味は「人それぞれ」ということは頭では分かっているものの、ついつい私は自分が良かったと思う作品を「誰かと共有したい」と考えてしまう質です。聞かれてもいない映画の話をペラペラと語ってしまい、私に薦められた映画をご覧になった方々から、知らないうちに自分の評判が落ちていくこともしばしば(笑)。キジも鳴かなければ撃たれないんですけどね…我ながら誠に残念な性分でございます。

さて、そんな私にも大好きな映画のジャンルがありまして、それはサイエンス・フィクション(SF)と呼ばれるもの。子供のころに家族揃って、先ほども出てきたスターウォーズ(1978年日本公開)を有楽町の日劇に観に行って以来、私は大のSF映画好きなんです(スターウォーズはSFと言うよりもファンタジーですね)。それまで観たこともないような迫力の映像、中に人が入っていそうな宇宙人、クレイアニメみたいにカクカク動く怪物、糸が写っていない飛行機や宇宙船などなど、実にワクワクいたしました。正直、SFは子供向けの脚本も多いですし、趣味の良い映画ファンにはあまり支持されないジャンルかもしれません。しかしスターウォーズはオタク文化の記念すべきスタートとなり、それ以降の(大人の鑑賞に耐える事を目指している)ハリウッドのSF大作映画は、宇宙戦艦ヤマトやガンダムを観ていた「アニメ世代の受け皿」になっていきました。

まあ、どんなにリアルにシリアスに作ろうが、起こってもいない想像上の出来事の映像化なんて、所詮は「無い世界」なのではありますが、私みたいな素人を騙せる程度の「軽い化学的根拠」や「テクノロジー解説」が脚本に折り込まれていたりすると、たまらなく作品のリアリティがアップする気がして、映画にのめり込むことができちゃいます。

と、ここまで書いてきましたが、

嫁は残念なことにSFが好きではありません。

特にこのエイリアンを一緒に観たときなど、彼女は当時のVFXがチャチに見えたのか、最初の犠牲者が出るショックなシーンでゲラゲラと笑っておりました。その瞬間「嗚呼、この人とはSFは観れない!」と痛感。一応最後まで付き合ってもらいましたが、後悔と恥ずかしさの入り混じった、何とも言えない気分の2時間になってしまいました。テレビは1台、映画を観れる場所はリビングだけ、もしかすると彼女には観たいドラマやバラエティがあったのかも。繰り返しますが映画の趣味は「人それぞれ」であります。誰もがエイリアンを観て期待どおりビックリする訳ではありません。興味のない映画に付き合ってもらえただけ、私は感謝すべきなのです。

そんな彼女も先日、私が一人で見ていた「2001年宇宙の旅」の冒頭にある「猿人たちのシークエンス」をチラ見していましたが

「これ、人がやってるんだよね?」と私に確認してきました(笑)。

その瞬間、何だか溜飲が下がりました。
やっぱりキューブリックって、偉大な監督さんなんですね。

2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

2001年宇宙の旅 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: Blu-ray



nice!(24)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 24

コメント 5

an-kazu

プログラミングされたコンピュータは、
それ以上のことは決して実行しない。

コマンド入力されたコンピュータは、
忠実にそれをこなすのみ・・・

当たり前だけれど、そんなことを
痛感させられた映画でもありました。
by an-kazu (2014-10-13 00:50) 

engrid

2001年宇宙の旅、何度でも見てしまう映画です
原作ん本も、読み返しです
by engrid (2014-10-13 09:51) 

テリー

一作目のエーリアンは、面白かったですね。その後のエーリアンは、やはり、最初の感動は、無くなりました。
by テリー (2014-10-14 10:48) 

ジョルノ飛曹長

うちの奥さんもSFとかまったく観ないので私と全く気が会わないです。
ネコかぶっていたんで結婚前は全く気づきませんでしたが・・^^;
2001年はもう何十回も見ています。^^
by ジョルノ飛曹長 (2014-10-14 12:55) 

rantan-nya

エイリアン、すごい怖かったです・・
にゃんこが一緒に逃げられて良かったと心底、思いました^^;
2001は小説を先に読んでいたのですが、小説のが好きかも知れません
わたしはSF好きです! が..映画じゃなくて、小説が好きなのでした~
by rantan-nya (2014-10-14 23:21) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。